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債務の把握・整理
自分の借金、把握してますか?
あなたは現在の借金が残りいくらで、月々いくら払っていて、どれだけの期間で返済が終わる予定が把握していますか?
YESと言える方は借金と戦うための第1段階はクリアしていると言えます。
しかし、多くの方の答えはおそらくNOでしょう。
出費を抑えるために節約をし、かなりの額を月々の返済に充てているというのに、借金の総額・返済額・返済期間を把握していない理由は何でしょう。
借金の額が多いために返済に追われ、そんなことを考える余裕すらないのかもしれません。
しかし、一番多いのは「借金がいくらだったとしても、月々決まった額を返していればいつか返しきれるでしょ?」という受動的な気持ちから、考えるのをやめているケースです。
返済するにしても自己破産にするにしても、自分の借金をきちんと把握することは債務整理の第一歩です。
自分の借金を調べる
まずは自分の正確な借金を把握することから始めましょう。
それはつまり現在の自分の借金状況と向き合うことです。
「ちゃんと借金が減ってるな」と思うかもしれないし、「なんで全然減ってないの?」とショックを受けるかもしれません。多少面倒ですが、この第一歩を踏み出さないといつまでたっても前に進めません。
消費者金融に直接返済している人は明細がありますが、銀行口座からの自動引き落としやコンビニでの支払い等の場合、自分の借金の残高がいくらあるのか、なかなかわからないものです。
借りている先や手続の仕方によっても違うようですが、インターネットで残高を調べることが出来るところが多くなっています。
それ以外の場合は直接窓口・ATMで残高証明をもらってきましょう。
さらに「どこで借りたかわからない」という方は信用情報機関に問い合わせると借入残高を調べることが出来ます。
借金をリスト化する
「自分がどこにいくら借金が残っているか」がわかったら、今度はそれをリストにしましょう。
自己破産手続の際には「債権者一覧表」を提出する必要がありますが、現段階ではそこまで堅い形式でなくて構いません。簡単な借金リストを作成してみましょう。
金融機関名 | 借入日 | 借入金額 |
残額 (残元金+利息) |
Aローン | H15.12.10 | 1,500,000 | 296,763 |
Bキャッシング | H16.1.27 | 1,000,000 | 169,063 |
・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ |
Cローン | H18.4.13 | 1,200,000 | 1,106,361 |
合計 | - | - | 3,641,669 |
リスト化すると自分の借金がどのような状況かよくわかりますね。
逆に、自分の借金状況がわからないことには「地道に返済していくのか」「自己破産するのか」「他の債務整理方法を選ぶのか」の選択すら出来ません。
余裕があるのであれば、表に『年利(%)』『月の返済額』等も書き加えるとさらに判断材料として有用なものとなります。余裕がなければまずは上記の項目だけで構いません。
自分の借金状況がリスト化出来たら、そのリストを見ながら自分のこれから進む道を考えることにしましょう。
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自己破産を決める前に
「自己破産する」と決断する前に、本当にその選択がベストかどうかを客観的に判断することが重要です。
いわゆる『過払い』の状態で、返還請求をすることで借金を大きく減額できるというケースもありますし、任意整理や個人民事再生の方が得になるケースもありますが、なかなか素人では判断が付きません。
ですので、まずは債務整理を手がけている法律事務所に相談してみることをおすすめします。ほとんどの法律事務所は無料相談を受け付けており、正式に依頼をしない限り、一切費用はかかりません。
特に、債務整理や過払い金請求のプロフェッショナルである「樋口総合法律事務所」は、全国どこにお住まいの方でも24時間365日、無料相談が出来ます。
「無料相談だけして、自己破産の手続きは自分でやる」ということももちろん可能ですので、まずは一度相談してみてはいかがでしょうか。